バックアップ
バックアップの設定
次の3つのデータをバックアップします。
- mongodb のドキュメントデータ
- rabbitmq の queue 一覧
- ucidm ホームディレクトリ配下のファイル群
バックアップスクリプトは以下に存在します。
$ /opt/osstech/bin/ucidm-backup
必要に応じてバックアップスクリプトの動作に関係する設定を変更します。
$ vi /opt/osstech/etc/ucidm/ucidm-backup.conf
backup_dir="/opt/osstech/var/backup/ucidm"
- バックアップのアーカイブを格納するディレクトリ
backup_maxage="3"
- バックアップのアーカイブを保持する世代数
フォーマットは systemd.exec
の EnvironmentFile=
を前提としています。
例として =
の前後にスペースが含まれていた場合は読み込みに失敗します。
バックアップ手順
バックアップスクリプトを実行します。
バックアップスクリプト内で docker
コマンドを実行します。
環境に応じて docker
コマンドが実行可能なユーザーで作業してください。
$ /opt/osstech/bin/ucidm-backup
正常にバックアップ処理が終了すると、backup_home
で指定したディレクトリ配下に tar.zst
ファイルとして作成されます。
$ ls -l /opt/osstech/var/backup/ucidm/
total 591492
-rw-r--r--. 1 ucidm ucidm 605686941 Nov 27 17:33 ucidm-backup-20241127173235.tar.zst
バックアップの内容が適切かどうか、アーカイブのファイル一覧を確認します。
$ tar tvf /opt/osstech/var/backup/ucidm/ucidm-backup-20241127173235.tar.zst
定期的なバックアップ実行の設定
/opt/osstech/bin/ucidm-backup
に設定したバックアップスクリプトを使って定期実行する設定を行います。
rpmインストール時に /etc/cron.d/ucidm-backup
というcronの設定ファイルが配置されます。
デフォルト設定では毎日 4:30 に実行されます。
$ sudo vi /etc/cron.d/ucidm-backup
30 4 * * * ucidm /opt/osstech/bin/ucidm-backup
バックアップ取得時刻を変更する際は、本ファイルの設定を変更してください。