DELL PowerEdge FreeOS 技術情報 - FreeBSD
DELL PowerEdge R710, M610 で FreeBSD を動作させるためのワークアラウンド等を掲載しております。
NIC が認識されない
該当OS | FreeBSD 6.4-RELEASE (64bit) |
該当機種 | R710, M610 |
ドライバのソースコードを確認したところ、オンボードの NIC (R710 : Broadcom NetXtreme II BCM5709 1000Base-T、M610 : Broadcom NetXtreme II BCM5709S 1000Base-T) はサポートされておりません。
X が起動しない
該当OS | FreeBSD 6.4-RELEASE (64bit) |
該当機種 | R710 |
xorg.conf を編集して様々なパラメータを設定してみましたが、X を起動できませんでした。以下のエラーメッセージが表示されます。
VESA(0): Set VBE Mode failed! Fatal server error: AddScreen/ScreenInit failed for driver 0
X 起動時にキーボード・マウスが動作しない
該当OS | FreeBSD 7.2-RELEASE (64bit) |
該当機種 | R710 |
FreeBSD 7.2-RELEASE に含まれる Xorg 7.4 では、X Window System の設定を行わずとも X を起動できると公式サイトのハンドブックに記載されていますが、インストール直後に xorg.conf などを作成せずに startx コマンドを実行すると、twm の画面は表示されますが、キーボード入力、マウス操作共に反応しません。/var/log/Xorg.0.log には以下のエラーメッセージが出力されます(USB キーボード、USB マウスを使用)。
(EE) Failed to load module “mga” (module does not exist, 0) (EE) Failed to load module “fbdev” (module does not exist, 0)
この問題を解決するためには、/etc/rc.conf に以下の設定を記述する必要があります。
hald_enable="YES" dbus_enable="YES"
設定記述後、OS を再起動し X Windows System を起動すると、キーボード/マウス操作が可能になります。
X を起動した状態では キーボードの配列が英語になる
該当OS | FreeBSD 7.2-RELEASE (64bit) |
該当機種 | R710 |
以下の設定を行うことで、X 起動時のキーボード配列を日本語配列にすることができます。
/usr/local/etc/hal/fdi/policy/10-x11-input-jp106-nocaps.fdi を作成し、以下の内容を記述します。
<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1"?> <deviceinfo version="0.2"> <device> <match key="info.capabilities" contains="input.keyboard"> <!-- If we're using Linux, we use evdev by default (falling back to keyboard otherwise). --> <merge key="input.x11_driver" type="string">kbd</merge> <merge key="input.x11_options.XkbRules" type="string">xorg</merge> <merge key="input.x11_options.XkbLayout" type="string">jp</merge> <merge key="input.x11_options.XkbModel" type="string">jp106</merge> <merge key="input.x11_options.XkbOptions" type="string">terminate:ctrl_alt_bksp</merge> <match key="/org/freedesktop/Hal/devices/computer:system.kernel.name" string="Linux"> <merge key="input.x11_driver" type="string">evdev</merge> </match> </match> </device> </deviceinfo>
設定記述後、OS を再起動し、X Windows System を起動すると日本語配列になります。
X を起動した状態では「\(バックスラッシュ)」、「_(アンダーバー)」が入力できない
該当OS | FreeBSD 7.2-RELEASE (64bit) |
該当機種 | R710 |
xmodmap を使用することで入力可能になります。
まず、「\(バックスラッシュ)」のキーコードを調べます。X Window System を起動した状態で xev コマンドを実行します。xev コマンドを実行して表示されたウィンドウに対して「\(バックスラッシュ)」を入力すると、xev を起動したターミナルにメッセージが表示されます。表示されたメッセージの中から「keycode 数値」という部分を探します。この数値がキーコードです。
続いて、/usr/local/lib/X11/xinit/.Xmodmap を作成し以下の内容を記述します。キーコードを「151」とします。
keycode 151 = backslash underscore
「151」の部分には、xev コマンドで表示されたキーコードを記述します。
記述後、X を起動すれば「\(バックスラッシュ)」と「_(アンダーバー)」が入力できます。
「Ctrl + Alt + Backspace」による X の強制終了ができない
該当OS | FreeBSD 7.2-RELEASE (64bit) |
該当機種 | R710 |
「Ctrl + Alt + Backspace」 による X の強制終了は、Xorg 7.4 では無効化されています。以下の方法で有効化することができます。
まず、「X を起動した状態では、キーボードの配列が英語になる」の XML ファイル /usr/local/etc/hal/fdi/policy/10-x11-input-jp106-nocaps.fdi を作成します。
<merge key="input.x11_options.XkbOptions" type="string">terminate:ctrl_alt_bksp</merge>
の行が 「Ctrl + Alt + Backspace」 による X の強制終了を有効にするための設定となります。
次に、/etc/X11/xorg.conf に以下を追記します。
Section "ServerLayout" Identifier "Default Layout" Option "DontZap" "false" EndSection
設定記述後、OS を再起動します。 「Ctrl + Alt + Backspace」 による X の強制終了が可能になっているはずです。
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