Sambaのセキュリティ脆弱性(CVE-2020-25717)に関する製品アップデートのお知らせ

アップデート版では Sambaのセキュリティ脆弱性に対応する修正が行なわれていますので適用をお願いします。

2021-12-14

サポートニュース

Samba

update

製品アップデートのお知らせ

Samba の以下のセキュリティ脆弱性の影響を低減するための修正を行ないました。

  • CVE-2021-25717

対象

SambaサーバーをActive Directoryのドメインメンバーとして運用しているサーバーのみ影響があります。 Active Directoryのドメインコントローラ−や、スタンドアロンのファイルサーバーとして運用しているSambaサーバーには関係しません。

  • Samba 4.8
    • osstech-samba-4.8.12-144より以前のバージョン
  • Samba 4.10
    • osstech-samba-4.10.18-148より以前のバージョン
  • Samba 4.11
    • osstech-samba-4.11.15-154より以前のバージョン

問題の概要

  1. CVE-2021-25717

ドメインユーザーがSambaドメインメンバーサーバーホストのローカルユーザー権限(rootなど)を奪取できる可能性がある脆弱性に対して、影響を緩和するため smb.confに「min domain uid」パラメータ(デフォルト値: 1000)を追加しました。

現在運用中のSambaサーバーの smb.conf で

idmap config <ドメイン名>:range = 500 - 100000

のように、ADドメインのユーザーのUID値として1000以下の値を割り当てている場合、smb.confに

min domain uid = 500

として、rangeで設定した最小の値を追加設定する必要があります。

アップデートパッケージの入手方法

お客様がご利用中の Samba の環境について、下記の動作 OS、ご利用中のSambaのバージョンの情報をご確認の上、弊社サポート窓口まで、サポートID、会社名、ご担当者名を添えてご連絡ください。

OS について

  • Red Hat Enterprise Linux 7 / CentOS 7 (x86-64)
  • Red Hat Enterprise Linux 8 / CentOS 8 (x86-64)

Samba のバージョンについて

下記のコマンドでご確認ください。

$ rpm -q osstech-samba
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