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# Windows AD 外部連携モジュール

UCIDM は [Windows AD](https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows-server/identity/ad-ds/active-directory-domain-services) に対して ID 連携できます。

## Windows AD 外部連携設定手順

### 事前準備

外部連携先の AD をご用意下さい。また、UCIDM 稼働サーバーから外部連携先 AD への以下の接続情報をご準備ください。

- 接続する外部連携先 AD への URL
- 外部連携先 AD の Bind DN
- 外部連携先 AD の Bind DN のパスワード

### コンテナの設定

Windows AD 外部連携モジュールはコンテナとして稼働させます。次のように `compose.yml` に設定します。entrypoint では次の設定ができます。

- `-verbose`: デバッグログを出力
- `-jsonl`: JSON 形式でログを出力

```yml
  consumer-ad:
    depends_on:
      rabbitmq:
        condition: service_healthy
    container_name: consumer-ad
    image: docker.io/osstech/ucidm-consumer:latest
    logging: *default-logging
    ports:
      - 7099:7099
    volumes:
      - type: bind
        source: ./server-data
        target: /ucidm
        bind:
          create_host_path: false
    entrypoint:
      - ./bin/app-main
      - -jsonl
    environment:
      TZ: "${TZ}"
      DESTINATION_ID: "ad-001"
      MONGO_USER: "${MONGO_USER}"
      MONGO_PASSWORD: "${MONGO_PASSWORD}"
      MONGO_DATABASE: "${MONGO_DATABASE}"
      MONGO_HOSTS: "${MONGO_HOSTS}"
      MONGO_REPLICA_SET: "${MONGO_REPLICA_SET}"
      RABBITMQ_USER: "${RABBITMQ_USER}"
      RABBITMQ_PASSWORD: "${RABBITMQ_PASSWORD}"
      RABBITMQ_HOST: "${RABBITMQ_HOST}"
      LDAP_URL: "${AD_URL}"
      LDAP_BIND_DN: "${AD_BIND_DN}"
      LDAP_BIND_PASSWORD: "${AD_BIND_PASSWORD}"
    restart: "always"
```

ここで参照する環境変数は `ucidm.env` に設定します。

#### 環境変数の設定

| 環境変数                   |        値       |  既定値  | 説明                                                          |
| :--------------------- | :------------: | :---: | :---------------------------------------------------------- |
| TZ                     |       任意       |   --  | タイムゾーン情報                                                    |
| DESTINATION_ID         |       任意       |   --  | 外部連携先 ID<br />管理画面で作成した外部連携先 ID を指定                         |
| MONGO_USER             |       任意       |   --  | 接続する MongoDB のユーザ名                                          |
| MONGO_PASSWORD         |       任意       |   --  | 接続する MongoDB のパスワード                                         |
| MONGO_DATABASE         |       任意       | ucidm | 接続する MongoDB のデータベース                                        |
| MONGO_HOSTS            |       任意       |   --  | 接続する MongoDB のホスト                                           |
| MONGO_REPLICA_SET      |       任意       |   --  | 接続する MongoDB のレプリカセットの名前                                    |
| RABBITMQ_USER          |       任意       |   --  | 接続する RabbitMQ のユーザ名                                         |
| RABBITMQ_PASSWORD      |       任意       |   --  | 接続する RabbitMQ のパスワード                                        |
| RABBITMQ_HOST          |       任意       |   --  | 接続する RabbitMQ のホスト                                          |
| LDAP_URL               |       任意       |   --  | 接続する AD の URL<br />(例: ldaps\://example.com)                |
| LDAP_BIND_DN           |       任意       |   --  | AD の Bind DN                                                |
| LDAP_BIND_PASSWORD     |       任意       |   --  | AD の Bind DN のパスワード                                         |
| ENABLE_SCRIPT_PASSWORD | true または false | false | ユーザーパスワード更新時に<br />外部連携の前処理/後処理スクリプトに<br />パスワードの値を連携するかどうか |

## AD 外部連携設定

管理画面にて AD の外部連携設定が行えます。ホーム画面の「外部連携設定」を選択し、外部連携設定一覧画面に遷移します。外部連携設定一覧画面で、登録ボタンを押下することで新規外部連携設定画面が表示されます。

![](/resource/ucidm/docs/on-premise/static/image/federation-setting.b310b59109.png)
この新規外部連携設定画面の各タブで詳細内容を設定します。設定が完了したら「登録」ボタンを押下することで外部連携設定が作成されます。

外部連携設定作成後は、[ルーティング設定](/resource/ucidm/docs/on-premise/1.9.0/administration/admin-ui/index.md#ルーティング設定画面) にてこの外部連携設定を適用するユーザーおよびグループを指定して下さい。

#### 外部連携主要情報

AD 外部連携の主要情報を指定します。

- 連携 ID
  - 一意の連携 ID を指定します
- 外部連携先 ID
  - 上記コンテナの DESTINATION_ID 環境変数で設定した値を指定します
- 外部連携先 タイプ
  - AD

#### 動作設定

AD 外部連携の動作設定を行います。設定項目と内容は次になります。

- TLS の検証をスキップ
  - TLS の検証をスキップするかを指定します
- ユーザーステータス設定情報を使用する
  - ユーザープロファイルのステータス設定画面で指定した有効無効設定の情報を利用して、ユーザーのステータスの値を取得する場合は on にします
- ステータス用属性名
  - 有効無効設定情報を使用しない場合にこちらの設定が使われます
  - マッピング後の属性について、AD のユーザーステータスとして反映させたい属性を指定します
  - 本属性には true/false の真偽値が連携されてくる必要があります（有効化の場合は true、無効化の場合は false が割り当てられる必要があります）
  - ステータス用属性に指定した属性については、AD のユーザ送信データには含まれません
  - 値が未設定の場合は、連携先 AD へのステータス情報の反映は行われません
- ドライランモード
  - 接続の取得やエントリの検索は行いますが、実際にエントリの追加/変更/削除は行わないモードとなります
  - 主にテスト時の動作確認等に使うことを想定しています
- ドメイン
  - AD のドメイン名を指定します（例：destad.com）
  - 主に userPrincipalName の値の自動生成に使われます
- ベース DN
  - AD のベース DN を指定します
  - 主に sAMAccountName をキーにしてユーザ/グループ検索を行う際の検索基点として使われます
- プライマリグループ用属性名
  - ユーザのリクエストにおいて、primaryGroupID に設定したいグループの sAMAccountName の値を入れる属性を指定します
  - プライマリグループ用属性に指定した属性については、AD のユーザ送信データには含まれません

##### 実施しない操作の設定

- ユーザー追加/更新を行わない
  - AD に対してユーザー追加/更新を行わない場合は、この項目をオン（true）にしてください
- ユーザー削除を行わない
  - AD に対してユーザー削除を行わない場合は、この項目をオン（true）にしてください
- ユーザーパスワード更新を行わない
  - AD に対してユーザーパスワード更新を行わない場合は、この項目をオン（true）にしてください
- グループ追加/更新を行わない
  - AD に対してグループ追加/更新を行わない場合は、この項目をオン（true）にしてください
- グループ削除を行わない
  - AD に対してグループ削除を行わない場合は、この項目をオン（true）にしてください
- グループメンバー追加を行わない
  - AD に対してグループメンバー追加を行わない場合は、この項目をオン（true）にしてください
- グループメンバー削除を行わない
  - AD に対してグループメンバー削除を行わない場合は、この項目をオン（true）にしてください

## マッピング

AD 外部連携の以下マッピング設定を行います。

- DN マッピング
- ObjectClass マッピング
- 属性マッピング

それぞれのマッピング設定について説明します。

### DN マッピング

UCIDM で保持するエントリは DN がキーとなり連携されてきます。

この DN の値を、AD の DN の値にマッピングする設定ができます。

- DN 変換先の RDN 属性名
  - 変換後の DN において、最初の要素の属性名を指定します（CN を指定してください）
- DN の変換先部分
  - 上記変換したい箇所に、変換したい値を指定します
- DN の変換元部分
  - 変換前の DN にて、変換したい箇所を指定します

例えば、uid=test01,dc=srcldap,dc=com を cn=test01,dc=extad,dc=com にマッピングしたい場合は、次のように指定します。

- DN 変換先の RDN 属性名
  - cn
- DN の変換先部分
  - dc=extad,dc=com
- DN の変換元部分
  - dc=srcldap,dc=com

### ObjectClass マッピング

連携元からくる ObjectClass のデータを、連携先の AD に連携するための ObjectClass にマッピングする設定ができます。

- 連携先に追加で連携する ObjectClass
  - 連携先 AD に追加で連携する ObjectClass を指定します
  - 複数値を指定することができます
- 連携先に連携しない ObjectClass
  - 連携元からくる ObjectClass のデータにて、連携先 AD に連携しない ObjectClass を指定します
  - 複数値を指定することができます

例えば、連携元から、`["top", "inetOrgPerson", "organizationalPerson", "posixAccount"]` のデータが来た際に、連携先に送信する ObjectClass として、`["top", "person", "organizationalPerson", "user"]` を指定したい場合は、次のように設定します。

- 連携先に追加で連携する ObjectClass
  - person
  - user
- 連携先に連携しない ObjectClass
  - inetOrgPerson
  - posixAccount

### 属性マッピング

次の [属性マッピング設定](/resource/ucidm/docs/on-premise/1.9.0/administration/admin-ui/mappings.md) を参考にしてください。

以下は AD 外部連携のユーザーマッピング設定の一例です。

| 連携先の属性名        | 連携元の属性名     | ビルトイン関数名 | テンプレート文字列 | 固定値           |
| :------------- | :---------- | :------- | :-------- | :------------ |
| objectClass    | objectClass | --       | --        | --            |
| sn             | sn          | --       | --        | --            |
| givenName      | givenName   | --       | --        | --            |
| description    | description | --       | --        | --            |
| accountExpires | --          | --       | --        | NEVER_EXPIRES |

以下は AD 外部連携のグループマッピング設定の一例です。

| 連携先の属性名     | 連携元の属性名     | ビルトイン関数名 | テンプレート文字列 | 固定値 |
| :---------- | :---------- | :------- | :-------- | :-- |
| objectClass | objectClass | --       | --        | --  |
| description | description | --       | --        | --  |

また、以下の属性は Windows AD 外部連携モジュール独自のマッピングになるため、合わせてご参照ください。

#### ユーザー・グループ共通の属性

##### cn 属性

本属性については、連携されてきた DN （例：cn=test1,ou=people,dc=example,dc=com）の RDN （例：test1）の値が自動でセットされるので、マッピング設定は必要ありません。

##### sAMAccountName 属性

本属性については、連携されてきた primaryID の値が自動でセットされるので、マッピング設定は必要ありません。

この属性の値は 20 文字以下としなければいけない制限がございます。

- [https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/win32/adschema/a-samaccountname](https://learn.microsoft.com/ja-jp/windows/win32/adschema/a-samaccountname)

#### ユーザー属性

##### accountExpires 属性

accountExpires 属性は AD ユーザーのアカウント有効期限をセットするために利用されます。
この属性に値をセットする際は、以下のいずれかの形式で値をセットしてください。

- RFC 3339 の形式（2023-08-28T00:00:00+00:00）
  - タイムゾーンを自由に指定するにはこの形式にて値をセットしてください
- "2023-08-28 10:00:00" の形式
  - 本形式で値がセットされると、例として上記値であれば、UTC の "2023-08-28 10:00:00" として有効期限が設定されます
- "2023-08-28" の形式
  - 本形式で値がセットされると、例として上記値であれば、UTC の "2023-08-28 00:00:00" として有効期限が設定されます
- "NEVER_EXPIRES" の形式
  - "NEVER_EXPIRES" という文字列をセットすることで、アカウントの有効期限を無期限に設定できます

### 前処理・後処理スクリプト設定

UCIDM では、外部連携処理の前後で任意のシェルスクリプトを実行することができます。

次の [外部連携の前処理/後処理で実行するスクリプトの配置](/resource/ucidm/docs/on-premise/1.9.0/configuration/destination/script.md) を参考に、スクリプトファイルを配置後、[外部連携の前処理/後処理で実行するスクリプトの設定](/resource/ucidm/docs/on-premise/1.9.0/configuration/destination/script.md) を参考に、実行したいスクリプトファイルを指定してください。

## AD 外部連携モジュールの留意事項

### ユーザーステータスの変更

ステータス設定情報またはステータス用属性の値を参照して AD のユーザーステータスを変更します。

### ユーザーの primaryGroupID の変更

UCIDM では、上記「プライマリグループ用属性名」の属性に連携されてきた値（グループの sAMAccountName）をみて、AD のユーザーの primaryGroupID の値をセットします。
プライマリグループに設定したいグループのメンバーに、そのユーザーが所属していない場合には、エラーになります。（グループに対象のユーザーをメンバーとして追加後、再度 primaryGroupID の連携を行う必要がございます。）
