Unicorn Cloud ID Manager 利用イメージ
Unicorn Cloud ID Manager は、クラウドまたは社内で管理しているディレクトリサービス (OpenLDAP や Active Directory といったサービス) の ID 情報を他のディレクトリサービスや SaaS へ連携するためのシステムです。OpenLDAP や Active Directory 等においてユーザーやグループの追加・更新・削除を行ったときや、ユーザーのパスワードを更新したときなど、それらの変更を検知して自動的に外部サービスへ ID 情報を連携します。
製品機能
ID 情報の自動連携
OpenLDAP や Active Directory 等のディレクトリサービスにおいてユーザーやグループの追加・更新・削除を行ったときや、ユーザーのパスワードを更新した際、その変更を検知して自動的に OpenLDAP, Google Workspace, Microsoft Entra ID などの外部サービスに ID 情報を連携できます。以下の外部サービスに対応しています。
- OSSTech OpenLDAP
- Active Directory
- Microsoft Entra ID
- Google Workspace
- SCIM 対応サービス(動作を確認できているサービス:Salesforce)
また、以下の連携元ディレクトリサービスに対応しています。
- OSSTech OpenLDAP
- Active Directory
- Microsoft Entra ID(ユーザーパスワード情報は連携対象外となります。)
ID 連携管理画面
Unicorn Cloud ID Manager ではシステム管理者が連携の設定や履歴の閲覧などを行える ID 連携管理画面を提供しています。
Unicorn Cloud ID Manager では複数の外部サービスに ID 連携が可能であり、それぞれの外部サービス向けの設定ができます。
外部サービスごとに連携する属性を設定可能です。また、外部サービスへの連携時に値の操作が可能です。連携の前後にカスタムスクリプトにて任意の処理を行えます。
連携を行うかどうかの設定をすることもできます。ユーザーやグループを指定して連携しないユーザー/グループを設定できます。
ユーザー/グループの属性などの情報を見て連携の可否を設定できます。
ID 連携管理画面では、連携の履歴を確認できます。
一括連携時など、進捗状況の概要を確認したいといった際に使える、ジョブ進捗概要画面を提供しています。
ユーザープロファイル画面
Unicorn Cloud ID Manager ではユーザーが自身の属性を確認・変更したり、パスワードを更新できるユーザープロファイル画面を提供しています。
ユーザーが自身の属性情報を閲覧・変更できる画面を提供しています。ロールごとに閲覧・変更できる属性を設定可能です。
ユーザーが自身のパスワードを変更できる画面を提供しています。パスワードの長さ、文字種などのポリシーを設定可能です。
シングルサインオン製品との連携
OpenAM と合わせて導入することで、既存の社内システムの ID 管理方法を変更せずにクラウドサービスへのシングルサインオンと ID 連携を実現します。 また、ユーザープロファイル画面にて OpenAM で利用している OTP デバイスや Passkey 情報の確認・削除などを行えます。
OpenAM を利用している場合、SAML 連携の設定を行うことで、ユーザーがユーザープロファイル画面にログインする際に OpenAM で認証を行う構成を取れます。
動作環境
対象 OS
Red Hat Enterprise Linux 9 / AlmaLinux 9 / Rocky Linux 9 (x86-64)
ハードウェア要件
- CPU: Intel Xeon / AMD Ryzen などの x86-64 互換プロセッサー (4 コア以上)
- メモリ: 8 GB 以上 (性能要件やデータ容量などに依存)
- ストレージ: 100 GB 以上 (データ容量やログ容量などに依存)
対応 Web ブラウザー
Unicorn Cloud ID Manager の操作に利用できる対応 Web ブラウザーは下記の通りです。
- Google Chrome(Windows / Android)
- Safari(macOS / iPad / iPhone)
- Firefox(Windows / macOS)
- Microsoft Edge (Windows)
提供パッケージ形式
以下モジュールは、 RPM (Red Hat Package Manager) パッケージ形式で提供します。
- UCIDM パッケージ
- OSSTech OpenLDAP PassSync Agent
UCIDM パッケージにおける実際の動作モジュールは Docker コンテナで提供されます。以下のコンテナ環境を OS に設定する必要があります。
- Docker のコンテナ環境
- Podman(今後対応予定)
以下モジュールは、Windows インストーラー形式で提供します。
- Active Directory PassSync Agent