OSSTech Mailman 3 (新製品) 情報はこちら
Mailman の特長
高機能でもっとも使われているオープンソースのメーリングリストサーバーです。
Google Workspace (旧名 G Suite、Google Apps)やMicrosoft 365 (旧名 Office 365) のメール機能、Postfix, Sendmailメール機能を補完します。Majordomo や fml からの移行にも最適です。
OSSTech Mailman パッケージの特長
コミュニティ版や商用 OS 同梱の Mailman にはない独自のチューニングや機能を追加。
日本語 UTF-8 に対応
- JIS X 0213 (JIS2000, JIS2004) 文字や機種依存文字などの Unicode 文字に対応。
- Web インターフェイスやメールアーカイブの HTML の文字エンコーディングが UTF-8 となります。
様々な文字化けの問題に対処
- 不正に文字エンコードされたメールに柔軟に対応。
- 配信されるメールやメールアーカイブの文字化けを防ぎます。
独自のメッセージハンドラーを追加
- AddHeaders: 任意のヘッダーの追加
- RemoveHeaders: 任意のヘッダーの削除
- CopyHeaders: 任意のヘッダーの複製
- RenameHeaders: 任意のヘッダー名の変更
- AdjustReplyTo: Reply-To: ヘッダーの調整
- RewriteFrom: From: ヘッダーの書き換え (携帯電話キャリアなど spam 抑制のための制限が厳しい場合に有効)
- OverrideMessageId: Message-Id: ヘッダーの上書き (Gmail ユーザーのメールボックスに自身が投稿したメールが配送されるようにするために利用)
- DiscardDuplicate: 単位時間内に重複して投稿されるメールの削除
- SubjectMimeFixer: Subject: ヘッダーの不正な MIME エンコーディングの修正
- SubjectReReRe: Subject: ヘッダーの重複する「Re:」などの削除
- QuotedMimeFixer: From/To/Cc: ヘッダーの不正な MIME エンコーディングの修正
独自のコマンドを追加
- mmconfigjson: メーリングリストの設定を JSON 形式で表示・設定するコマンド
- mmdumpq: キューファイルの内容をダンプするコマンド
- mmarchexpire: HTML 保存書庫の古い版を削除するコマンド
- rotate-mbox: mbox 形式の保存書庫ファイルをローテーションするコマンド
そのほかの改良
- Postfix VERP (Variable Envelope Return Path) をサポートするパッチの追加。
- リストメンバーを LDAP で認証する機能を追加。
- ヘッダー/フッターに送信者情報を埋め込むことを可能にする拡張。
- Web インターフェイスの各種認証ページにおいて、デフォルトでパスワード入力欄にフォーカスが移るように修正。
- メールアーカイブの検索機能 (別途有償オプション)
各種不具合の修正
- ヘッダーのアドレス解析が不正になる問題の修正。
- 文字エンコーディングを UTF-8 に設定し、かつヘッダー/フッターを付加するように設定したとき、投稿されたメールの文字エンコーディングが必ず UTF-8 に変換されてしまう問題の修正。
- Web ページや保留通知メール中の保留メール情報の Subject: ヘッダーが文字化けする (MIME デコードされない) 問題の修正。
- 一秒間に 2通以上のメールのアーカイブ処理が実行された場合、関連しない話題のメールが関連づけされてしまう問題の修正。
- 一部のブラウザーでメーリングリストの情報ページが正常に表示されない問題の修正。
- メール配信処理で SMTP エラーが発生したときに CPU を異常に消費する問題の修正。
- アーカイブを非公開設定にしたとき、メールのヘッダーに追加されるアーカイブページの URL が不正になる問題の修正。
動作環境
製品をインストールできる OS
- Red Hat Enterprise Linux 8 / CentOS 8 (x86-64)
- Red Hat Enterprise Linux 7 / CentOS 7 (x86-64)
- Amazon Linux 2 (x86-64)
※上記以外の OS はお問い合わせください。
ハードウェア要件
- CPU: Intel Xeon / AMD Ryzen などの x86-64 互換プロセッサー
- メモリ: 4 GB 以上 (性能要件やデータ容量などに依存)
- ストレージ: 10 GB 以上 (データ容量やログ容量などに依存)
提供パッケージ形式
RPM (Red Hat Package Manager) 形式で提供します。
公開ドキュメント
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