OSSTech Mailman 3
Postfix、Google Workspace、Microsoft 365などのメール機能を補完するメーリングリストサーバー
高機能でもっとも使われているオープンソースのメーリングリストサーバーです。

Google Workspace や Microsoft 365 のメール機能、Postfix メール機能を補完します。 Mailman 2.1 からの移行に最適です。

OSSTech Mailman 3 パッケージの特長

コミュニティ版や商用 OS 同梱の Mailman にはない独自のチューニングや機能を追加。

様々な日本語文字化けの問題に対処

  • 不正に文字エンコードされたメールに柔軟に対応。
  • 配信されるメールやメールアーカイブの文字化けを防ぎます。

独自のメッセージハンドラーを追加

  • header-set-handler: 任意のヘッダーの設定 (上書き)
  • header-delete-handler: 任意のヘッダーの削除
  • header-copy-handler: 任意のヘッダーの複製
  • header-rename-handler: 任意のヘッダー名の変更
  • message-id-prefix-handler: Message-ID: ヘッダーの上書き (Gmail ユーザーのメールボックスに自身が投稿したメールが配送されるようにするために利用)

独自のコマンドを追加

  • mailman conf21: Mailman 2.1 のリスト設定データファイルの内容の表示。
  • mailman-web user list: Mailman Web ユーザーの表示と削除。
  • mailman shell 用のサンプルスクリプト群を添付:
    • list_users.py: ユーザー情報の表示と削除 (オプション)
    • orphan_users.py: メーリングリストに所属していないユーザー情報の表示と削除 (オプション)
    • conf_lists.py: メーリングリスト設定の表示
    • change_lists.py: メーリングリスト設定の変更
    • list_members.py: リストメンバー/オーナー/モデレーターの表示と削除 (オプション)
    • add_members.py: リストメンバー/オーナー/モデレーターの登録

そのほかの改良

  • 環境構築の大幅な簡易化。
  • 日本語メッセージの大幅な改善。
  • Mailman 2.1 のリスト作成時初期設定 (DEFAULT_* 値) の移行を支援するプラグインを追加。
  • 実用的な Mailman, Postfix, Apache 設定ファイル例を添付。
  • Mailman Web ユーザーを LDAP で認証する設定ファイル例を添付。

不具合の修正

コミュニティ版 Mailman の数々の不具合を改修しています。

  • 投稿メールが配信されない問題:
    • メール処理中にサービスを停止すると、メール処理が中断・退避されてしまう。
    • 自動応答を設定しているメーリングリストにおいて、有効な送信者メールアドレスを含まないメールを受信すると、メール処理が中断・退避されてしまう。
    • 不正な MIME ヘッダーエンコーディングされたメールを受信すると、ヘッダーのデコードまたはエンコードに失敗してメール処理が中断・退避されてしまう。
  • メッセージ受付設定の非メンバーの承認/保留/拒否/破棄リストにおいて、大文字を含むエントリーが無視される。
  • 投稿メールの送信者メールアドレスをすべてデータベースに登録するため、迷惑メールによりデータベースが肥大化してしまう。
  • メーリングリスト数が増えるに従い、リスト作成・削除、メールエイリアス生成にかかる時間が増えてしまう。
  • Mailman REST API の不具合:
    • メールアドレスにスラッシュ / などを含むユーザーの管理画面を開けない。
    • 入会申請 / 退会申請の一覧ページでサーバーエラーが発生する場合がある。
  • Mailman Web の不具合:
    • いくつかの日時表示が協定世界時になってしまう。(日本時間にならない)
    • 日時、日付、時刻の表示形式が統一されていない。(日本語圏向け表示形式にならない)
  • Mailman 2.1 からのメーリングリスト移行の不具合:
    • 配送エラー処理 (バウンス処理) の日数設定値が大きすぎるとオーバーフローエラーが発生する。
    • 再度インポートしたときに使用可能なエイリアスのエントリが重複して登録される。

動作環境

製品をインストールできる OS

  • Red Hat Enterprise Linux 9 / AlmaLinux 9 / Rocky Linux 9 / Amazon Linux 2023 (x86-64)

※ RHEL 8 系の OS については OSSTech Mailman 2.1 の提供を継続しております。

ハードウェア要件

  • CPU: Intel Xeon / AMD Ryzen などの x86-64 互換プロセッサー
  • メモリ: 4 GB 以上 (性能要件やデータ容量などに依存)
  • ストレージ: 10 GB 以上 (データ容量やログ容量などに依存)

提供パッケージ形式

RPM (Red Hat Package Manager) パッケージ形式で提供します。

公開ドキュメント

OSSTech Mailman 2.1 (旧製品) 情報はこちら



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この製品・サービスを導入頂いている企業様導入事例をご紹介します。
世界を代表する国内組織や大手企業など堅牢なセキュリティが求められる環境で多数の実績を有しています。

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