嘉悦大学がWindowsから無償の「オープンソース+Google Apps」による情報基盤へ移行

2007-11-05

プレスリリース

認証情報を一元化した「安価・安全・高性能」な大学システムを構築

学校法人 嘉悦学園 嘉悦大学(東京都小平市、学長:古賀義弘)とオープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社(東京都品川区、代表取締役:小田切耕司)は、11月5日よりオープンソース・ソフトウェアのみで構築した情報基盤 とGoogleが無償提供する「Google Apps Education Edition」を独自開発のツールで自動連携させた大学情報システムの運用を開始したことを発表いたします。これにより特定の製品や企業に依存したベンダー・ロックインからの脱却を達成しました。

嘉悦大学情報システムの特徴

  • サーバーはすべてオープンソースで構築
  • 学内のコミュニケーションツールとしてGoogle Apps Education Editionを採用
  • Googleが公開するコードを用いたツールを開発し、学内認証サーバーと自動連携
  • ソフトウェアライセンス費用はすべてゼロ
  • 構築費用並びに運用費用を約1/3削減
  • 設計から構築までを4ヶ月で完了
  • 暗号化によるセキュリティの向上、多様な教育研究サービスの提供

 嘉悦大学では今回の構築事例が、情報システムの効率化とコスト削減が求められる他の中小規模大学にとっても適用可能なものであると考え、今後積極的に関連技術情報を公開していく予定です。

Google Apps Education Edition導入の詳細

  • 大容量(4.6GB以上)の「Gmail」を採用(http://mail.kaetsu.ac.jp)
  • 従来と同じメールアドレス(@kaetsu.ac.jp)のまま移行
  • セキュリティや迷惑メール対策の信頼性の高さから、職員も通常業務に利用
  • 移行期間中は、従来のメールサーバーとGmailの並行運用を実現
  • Provisioning APIを用いて学内の認証LDAPサーバーと自動連携、認証作業を一元化
  • Reporting APIを用いてユーザーの利用状況に関する統計情報を取得
  • 新入生のノートPCには「Google パック」をプリインストール
  • 卒業生にもkaetsu.jpドメインにてGoogle Appsを年内から提供
  • 「Google ドキュメント」を活用した情報教育を今後実施予定
  • 来年度以降Google Appsのスタートページに大学からの情報を発信し、「Google カレンダー」「Google トーク」などを活用して学生間コミュニケーションの活性化を目指す

学校法人 嘉悦学園 嘉悦大学 について

1903年に嘉悦孝が設立した私立女子商業学校を母体とし、2001年に四大共学化。現在、経営経済学部(経営経済学科と経営法学科)と短期大学部(ビジネスコミュニケーション学科)の2学部3学科を持つ。学生数は約1,400人。1997年から全学生がノートPCを所有。実学教育の伝統を受け継ぎ、小規模のメリットを活かした教育に取り組んでいる。

住所

東京都小平市花小金井南町2-8-4

代表者

嘉悦大学・嘉悦大学短期大学部 学長 古賀義弘

Webページ

http://www.kaetsu.ac.jp/

オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社 について

住所東京都品川区西五反田2-6-3 東洋ビル
代表者代表取締役社長 小田切耕司
Webページhttp://www.osstech.co.jp/

登録商標等

  • Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
  • その他、記載されている会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

OSSTech株式会社

E-mail: info-pr@osstech.co.jp 電話 03-6417-0753
Webページ https://www.osstech.co.jp/

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