Windows Vista対応 最新 Samba 3.0.24パッケージをリリース

2007-02-19

プレスリリース

~Solaris 版およびLinux版 Samba 3.0.24 Vista対応パッチ適用パッケージ~ オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社(代表取締役 小田切耕司、以下OSSTech)はMicrosoft Windows Vista(以下Vista)に対応した最新Samba 3.0.24を製品リリースしたことを本日発表します。 SambaはLinuxやUnixの上で動作するWindowsファイルサーバー、Windowsドメインコントローラーの機能をもったOSS(オープンソース・ソフトウェア)です。 1992年にリリースされてから世界中のユーザーで活用されています。マイクロソフト社のVistaリリース後、いくつかの問題が発見されましたが、コミュニティによって迅速に解決されています。 今回OSSTech社では最新のSambaパッケージにこれらVistaの問題と日本語Windowsを利用したときに発生する問題を解決したパッケージを製品化し、サポートを付属して販売開始しました。 詳細は以下の通りです。

製品名およびバージョン

  • Samba 3.0.24 国際化版 (Vista対応)

対応するサーバーOS(Sambaが動作するオペレーティングシステム)

  • サン・マイクロシステムズ Solaris 10 (Sparc版およびIntel版)
  • Red Hat Enterprise Linux 4
  • CentOS 4
  • MIRACLE LINUX V4.0

その他OSはお問い合わせください。

対応するクライアントOS(Sambaにアクセスできるオペレーティングシステム)

  • Microsoft Windows 95/98/Me/NT/2000/2003/XP/Vista/Storage Server
    (クライアント製品およびサーバー向け製品を含みます)
  • Red Hat Enterprise Linux 4
  • CentOS 4
  • MIRACLE LINUX V4.0
  • Mac OS X 10

その他OSはお問い合わせください。

OSSTech社独自の修正内容、改良項目

http://www.samba.org で公開している オリジナル Samba 3.0.24 に対し、以下の問題が修正されています。

Vistaに関する修正や改良

  • Vistaで新たにサポートされるJIS X 0213への対応
    (Unix文字コードセットのSJIS,EUC,EUCJP-MSではマッピングできません。Sambaのunix charsetとしてUTF-8をお使いください)
  • Vistaでプリンタードライバーのアップロード機能が正常に動作しない問題の修正
  • 共有認証モードでのVistaからのNTLMv2認証対応
  • Vistaからの印刷に関する問題の修正
  • Vistaのバックアップユーティリティの問題修正
  • クライアントOS判定マクロ%aでVistaを認識可能にする
  • VistaクライアントからMS-DFSを利用した時の問題修正
  • Vistaクライアントから空ディレクトリを削除する時の問題修正

日本語版Windowsに関する問題修正や改良

  • UNIX 側のエンコーディングとして UTF-8-MAC (Decomposed UTF-8) に対応
  • EUCJP-MS 利用時に大文字、小文字変換でバイト数が変わる文字への対応
  • 日本語manページの追加

その他の問題修正や改良

  • Active Directory のメンバーサーバーにしたとき %G がグループ名に展開されない問題の修正
  • IDMAP バックエンド RID で、信頼関係を結んだドメイン情報の利用を可能に変更
  • winbindd のメモリリークの修正
  • pam_winbind が余計なエラーメッセージを出力する問題の修正
  • ACL (アクセス制御) がかかった Excel ファイルなどを上書き保存すると ACL の設定が正しく反映されず更新不可 (参照のみ) になってしまう問題の修正
  • hide unreadable = Yes としたときに MS-DFS リンクが表示されなくなる問題の修正
  • smbclient などのクライアントのタイムアウト時間の延長

その他の特徴

  • Solaris版、Linux版共にLDAPとの連携が可能なsmbldap-toolsを提供
  • Sun Java System Directory ServerやWindows Active Directoryとの連携にも対応

(Solaris / Linux上のOpenLDAPにも対応)

  • Windows Active DirectoryにSFU (Service for UNIX)やAD4UNIX(Active Directory for Unix)などの追加ソフトを導入しなくてもActive DirectoryでSolaris,Linuxユーザーの統合認証が可能。
  • Solaris版、Linux版共にUnixユーザー、Windowsユーザーのパスワード同期可能

価格

  • ダンプ解析、ソースレベルまでの解析修正までの年間サポートサービスが同梱されたパッケージが24万円より

詳細情報

以下のWebでご確認ください。

登録商標等

  • Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
  • Sun、Sun Microsystems、Solarisは、米国 Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • SPARC 商標は、米国 SPARC International, Inc. のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • UNIX は、X/Open Company Limited が独占的にライセンスしている米国および他の国における登録商標です。
  • Microsoft、Windows、Windows Vistaは、米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
  • その他、記載されている会社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ先

OSSTech株式会社

E-mail: info-pr@osstech.co.jp 電話 03-6417-0753
Webページ https://www.osstech.co.jp/

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