事例紹介

株式会社ABC Cooking Studio様

自由度の高さとコストの安さから OSSを活用 新たなサービスの提供に 向けてシングルサインオン環境を構築

OpenAM

Samba

Unicorn ID Manager

新しいスタイルの料理教室を国内外で展開するとともに、オンラインサービスやヘルスケアなど、新規事業にも積極的に取り組んでいるABCクッキングスタジオ。同社は、ビジネスを推進する上で生まれるさまざまなニーズへ柔軟に対応するため、かねてよりオープンソースソフトウェア(以下、OSS)を活用してきました。そしてこのたび同社はオープンソース・ソリューション・テクノロジ(以下、OSSTech)の製品群「Samba」「OpenAM」「Unicorn ID Manager」を導入。今後のサービス拡充を見据えつつ、ユーザーが使いやすくセキュアな環境を実現しました。

自由度の高さとコストの安さを評価しOSSの導入を決断

1985年創業のABCクッキングスタジオは、「世界中に笑顔のあふれる食卓を」という企業理念のもと、開放感あふれるガラス張りのスタジオやコミュニケーションを重視した少人数、フリー通学制など、これまでになかった料理教室を展開。こうした新しいスタイルは消費者から幅広い支持を受け、今やその数は国内125拠点、海外32拠点を数えるほどになりました。最近ではオンラインサービスやヘルスケアなど事業領域の拡大を図っており、「食の総合サービス企業」への発展を目指しています。

同社のビジネスは独自性の高いものであり、それゆえ既存のパッケージ製品やサービスをそのまま利用することが難しいという問題がありました。そこで同社は業務システムの多くをフルスクラッチで構築していたのですが、経営層などから出てくる仕様変更の要望にはなかなか応えられなかったといいます。この点についてIT事業本部情報システム部の中村繁利氏は「業務システムは安定稼働が第一ですが、当時は中心的な存在だったエンジニアが体調を崩していたこともあり、トラブルが頻繁に発生していました。そこでメンバーの多くがトラブル対応に忙殺されてしまい、開発に十分な時間を割けなかったのです」と語ります。 また同社では、本社でバックオフィスを担当する社員に加え、全国各地のスタジオで教室や生徒の管理を行う社員とレッスンを担当する講師、合わせて3000~3500名が業務システムを利用しています。この数字は今後、事業の拡大に伴ってますます増えていくことが予想され、Windowsサーバーへのアクセスに必要となるCAL(ClientAccessLicense)のコスト増も大きな課題となっていました。

OSSTechの技術力を信頼しSambaの導入・サポートを一任

ABCクッキングスタジオがOSSの導入を決断するに際し、大きな後押しとなったのが、経営層のITに対する理解とOSSTechの存在でした。同社はもともとITに関して積極的な一面があったのですが、OSSの導入についても特に抵抗はなかったといいます。 「当社の経営層は、要望を迅速にかなえてくれるのならば、技術や製品の選択についてとやかく言わないところがあります。信じて一任されるだけにエンジニアとしてはプレッシャーは大きいのですが、そのぶんOSSの導入についてもすんなり通りました」(中村氏)。

自由度の高いプラットフォームを 維持していくためにも 引き続き手厚い支援を期待

現在、ABC クッキングスタジオで構築して いる商材管理システムはシングルサインオン の機能を取り入れた最初の業務システムと なる予定で、今後は他の業務システムにつ いてもシングルサインオン化を進めていくこ とになっています。 「例えばサービスの種類が増えたり、業務で 利用するデバイスの種類が増えたりと、シ ステムの環境は日々変化しています。こうし た中、ビジネスにマッチした業務システムを いち早く実現するためにも、自由度の高い プラットフォームを維持していく必要があり ます。OSSTech には技術力の高さに加え、 レスポンスの早さにも満 足しておりますの で、今後とも手厚い支援をお願いしたいと 思います」(中村氏)

今回の導入製品

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