不具合情報
対象の OpenAM では iOS 14 でログイン画面が表示されない、もしくは認証フローが期待と異なる挙動をする問題があります。不具合が発生する条件は以下の通りです。
- OpenAM のログイン画面に「ユーザー名を記録する」チェックボックスが表示される環境である
- ユーザーが iOS 14 の Safari で OpenAM にログインしている
- ユーザーが上述の「ユーザー名を記録する」チェックをし、次回以降のログインでユーザー名を自動入力している
対象
- OpenAM 13.0.0
- osstech-openam13-13.0.0-169 以前のバージョン
- OpenAM 14.0.0
- osstech-openam14-14.0.0-35 以前のバージョン
暫定回避策
iOS 14 では Safari のキャッシュを消去した上で「ユーザー名を記録する」をチェックせずにログインを行ってください。
Safari のキャッシュの消去は「設定」→「Safari」の順に遷移し、「履歴と Web サイトのデータを消去」を選択し、消去を確定します。
恒久対策
アップデート版の適用をお願いします。
アップデートパッケージの入手方法
お客様がご利用中の OpenAM の環境について、下記の動作 OS、ご利用中のOpenAMのバージョンの情報、およびカスタマイズの有無などをご確認の上、弊社サポート窓口まで、サポートID、会社名、ご担当者名を添えてご連絡ください。
※下記に記されていない環境については、サポート窓口までお問い合わせください。
- OS について
- Red Hat Enterprise Linux 8 (x86-64)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (x86-64)
- OpenAM のバージョンについて\ rpm パッケージを導入されている場合は下記のコマンドでご確認ください。
# rpm -qa | grep osstech
- カスタマイズの有無などについて 下記の条件に当てはまる場合は、標準のアップデート方法が適用できません。弊社へご連絡の際に下記の条件に当てはまる旨をお知らせください。弊社より個別のアップデート方法をお知らせします。
カスタマイズモジュールを導入している
- 画面のカスタマイズをされている場合
- 認証モジュールのカスタマイズをされている場合
OpenAM の配備方法が弊社標準とは異なる
- OpenAM 13.0.0 および 14.0.0 の場合の標準配備先:
- /opt/osstech/share/tomcat/webapps/openam
- OpenAM 13.0.0 および 14.0.0 の場合の標準配備先:
リリースノート
アップデート版の修正内容をリリースノートに記載しております。